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皆さんこんにちは!
株式会社キュービクルパートナーズ、更新担当の中西です。
目次
今回は、高圧受電設備としてさまざまな施設で使われている**「キュービクル式高圧受電設備」、通称「キュービクル」の歴史と工事の背景**についてお話しします。
街のビルや工場、商業施設などの裏手に、四角い金属のボックスのような設備を見かけたことはありませんか?それがまさに「キュービクル」。現代の電力供給を安全・効率的に支える重要な存在です。
では、このキュービクルがどのように誕生し、進化してきたのか――その歴史をたどってみましょう。
キュービクル登場前の日本では、電力会社の配電線からそのまま電力を引き込む「低圧受電」が主流でした。
しかし、昭和30年代(1950年代後半)以降、高度経済成長によってビルや工場の建設ラッシュが始まり、電力需要が急増。それに伴い、より効率的に電気を供給するための「高圧受電設備」が必要になってきました。
当時は、コンクリート製の変電室を建物内に設け、大掛かりな工事で受変電機器を設置していました。スペース・コスト・工期の問題があり、もっと省スペースで短期設置できる方法が求められていたのです。
そんな中、昭和40年代(1960年代)に登場したのが、**「キュービクル式高圧受電設備」**です。
金属製の箱型筐体(=キュービクル)に、変圧器・遮断器・計器などの高圧機器をコンパクトにまとめて収納
工場であらかじめ組立・検査を行い、現場では据付・接続だけで設置が可能
雨風に強く、屋外でも設置できる設計
このシステムは、「屋外設置型受電設備」の代表格として一気に普及しました。
1980年代以降、電気事業法や高圧電気取扱作業に関する労働安全衛生規則が整備され、キュービクルの構造や設置方法に関する基準が厳格化。
日本電気協会による「高圧受電設備設置技術基準解釈」が制定
JIS(日本工業規格)による構造基準も明確に
安全管理責任者(電気主任技術者)の選任が義務化
これにより、キュービクル工事は専門性の高い分野として定着していきました。
近年では、さらに進化したスマートキュービクルも登場しています。
遠隔監視機能:IoTで電圧・温度・故障の兆候をリアルタイム監視
コンパクト&静音化設計:商業施設や集合住宅にも設置しやすい
災害対応モデル:浸水対策・高耐震設計を強化したタイプも
キュービクルは今も進化を続けており、電気設備の“未来型中継基地”としてますます重要性を増しています。
キュービクルは、ただの箱ではありません。
そこには、電力の安定供給・災害対策・保守管理の効率化といった、現代社会に欠かせない機能が詰まっています。
そしてそれを据え付け、調整し、運用に導くのが「キュービクル工事」のプロたち。
次回は、そんな現場で大切にされている“工事の鉄則”をご紹介します!
次回もお楽しみに!
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皆さんこんにちは!
株式会社キュービクルパートナーズ、更新担当の中西です。
第4回「メンテナンス」、第5回「次世代キュービクル保全」に続く、第6回電気工事雑学講座は、**「法定点検と予知保全の融合による最強メンテナンス体制」**をお届けします。法令で定められた点検と、IoT/AIによる予知保全を組み合わせることで、安全性とコスト効率を両立した最適なメンテナンス体制を構築する方法をご紹介します♪
目次
年次(停電)点検:絶縁抵抗測定、遮断器・開閉器動作試験、接地抵抗測定、避雷器点検
月次(無停電)点検:外観・異音・異臭チェック、計器類数値確認、通気口清掃
間隔が長い:故障の兆候を見逃しやすい
突発リスク:点検間隔中の異常発生に対応できない
コスト固定:定期点検費用が一定で、効率化が難しい
| 項目 | 法定点検のみ | 予知保全のみ | 融合運用 |
|---|---|---|---|
| 異常検知タイミング | 年1回・月1回 | 24/7リアルタイム | 法定+リアルタイムで隙間なくカバー |
| コスト効率 | 点検費用は固定 | 通信・解析コストが発生 | 点検コスト削減+異常対応コスト最小化 |
| 安全性 | 点検漏れリスクあり | 法令遵守アピール不可 | 安全性・コンプライアンス両立 |
| 設備寿命 | 劣化発見が遅れる場合あり | 部分的予測のみ | 計画交換+予測交換で最適サイクルを実現 |
法定点検スケジュール策定
月次・年次点検日をカレンダー化し、IoT監視と重複しないよう連携。
リアルタイムアラート設定
IoTセンサーで取得した異常兆候を、点検前に通知し、月次点検項目に反映。
点検報告書のデジタル統合
法定点検結果と予知保全ログを一元管理し、経年比較や傾向分析に活用。
改善サイクルの強化
月次点検での所見とAI予測結果を組み合わせ、PDCAを高速で回す。
導入前:年次点検のみ、突発停電3件/年、メンテコスト500万円/年
導入後:IoT+AI予知保全を併用、突発停電0件、メンテコスト350万円/年
成果:150万円のコスト削減+設備稼働率99.9%達成
法定点検でコンプライアンスを確保
IoT予知保全でリアルタイム異常検知
デジタル統合管理で情報を一元化
PDCA高速化で継続的な改善
株式会社キュービクルパートナーズでは、法定点検と予知保全の融合運用をご支援します。最先端の保全体制で、キュービクルの安全・安定稼働を実現しましょう!
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皆さんこんにちは!
株式会社キュービクルパートナーズ、更新担当の中西です。
第4回「メンテナンス」に続く、第5回電気工事雑学講座は、**「次世代キュービクル保全 ~IoT×予知保全で故障ゼロを目指す」**をお届けします。従来の定期点検に加え、IoTセンサーとAI解析を組み合わせた予知保全を導入することで、トラブルを未然に防ぎ、メンテナンスコストも大幅に削減可能です。その仕組みと具体的な導入ポイントをご紹介します♪
目次
変圧器温度センサー:異常発熱を常時監視
絶縁抵抗センサー:微小な絶縁低下を早期検知
振動・騒音センサー:遮断器のメカニカル不具合兆候をキャッチ
湿度・ガス検知センサー:内部の結露や異常ガス発生を監視
24時間365日、遠隔地から状態を把握
短絡や過負荷など緊急事態をリアルタイムアラート
データ蓄積で経年劣化の傾向分析が可能
データ収集:IoTセンサーからクラウドに常時アップロード
異常検知モデル:過去の故障事例を学習したAIが異常兆候を判定
予知アラート:故障リスクが高まった際にメール/SMSで通知
メンテナンス計画:発生可能性の高い部位を事前交換・点検
従来年1回の法定点検に加え、リアルタイム監視で故障率を50%削減
突発停電による損害コストを年間200万円以上圧縮
| ステップ | 内容 | ポイント |
|---|---|---|
| ① 現状診断 | 既存キュービクルの稼働履歴・故障履歴をレビュー | センサー設置箇所の優先順位を決定 |
| ② センサー選定 | 温度・振動・絶縁など必要な計測項目を決定 | 防爆仕様や耐候性を確認 |
| ③ ネットワーク構築 | LPWA/5G等の通信環境を整備 | 電波干渉対策、冗長化ルートを確保 |
| ④ AIモデル開発 | 自社故障データと汎用モデルを組み合わせて最適化 | 継続的な再学習で検知精度を向上 |
| ⑤ 運用・改善 | アラート運用フローを定め、定期的に効果をレビュー | 運用マニュアルと担当者教育を徹底 |
初期投資:IoTセンサー+クラウド利用料+AI開発費
運用コスト:通信費+モデル保守
回収効果:突発修理コスト削減、計画保全への切替で年間メンテ費用を約30%削減
長期的には、設備の稼働率向上と寿命延長で、TCO(総所有コスト)を大幅に下げることが可能です。
リアルタイム監視で常時異常をキャッチ
AI予知保全で計画外停止をゼロへ
段階的導入で初期投資を最適化
長期運用でメンテコストを大幅削減
株式会社キュービクルパートナーズでは、IoT・AIを活用した次世代保全サービスを提供中。キュービクルの安全・安定運用を、ぜひ私たちと実現しましょう!
次回は第6回として、**「法定点検と予知保全の融合による最強メンテナンス体制」**をお届けします。お楽しみに!
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